定年退職後、変化した事は何だろう!を考えてみた。
いろいろあるが、明らかに変化したのは、私が家事に参加するようになった事が挙げられる。
東京にいる時には、家事はほぼ妻に任せきりの生活だった。
休みの日にゴミ出しの手伝いくらいするものの、肝心のゴミの分別は妻任せだった。
既に分別されたものを、決められたゴミ置き場に運ぶだけのことで、ゴミ出しを手伝っていたと勘違いしていたようだ。
あとは、時々気が向くと、料理作りと皿洗い程度。
暗黙のうちに、仕事を言い訳にして家事から逃げていた。
今も週2~3回仕事はしているが、仕事のある日でも、家事への参加は自分の当たり前の役割と考えるようになった。
午前中の洗濯~物干し~洗濯物取り込み、皿洗い、玄関掃除、専有庭掃除、芝刈り~雑草取り、トイレ掃除、風呂掃除、時々料理作り、スーパーやホームセンターでの買い物(一緒又は時には単独で)などなど。勿論、ゴミの分別~ゴミ出し、整理整頓などなど。
私が主役で妻が補佐的な家事もいくつか出てきた。
年間を通してのクロネコの世話全般(特に猫ちゃんのトイレ掃除)、冬期の結露とり、サッシの手入れなど。
フルタイム労働からパートタイム労働になり、自由になる時間が増えたことも、家事への参加を容易にしていることは間違いないが、自分自身の意識も、家事に参加することが当たり前になってきている。
ただし、気を付けていることがある。それは、家事(家)の主はあくまでも妻であり、妻のペースを著しく乱すことが無いように、分業主夫することを心がけている。
主(あるじ)は私ではなのだ!ここを勘違いしないようにしている。
決して妻が怖いわけではない。昔は怖かったが!今は優しい。
妻が主であることを意識するのは、私なりの理由がある。
私は長い間、仕事を理由に、家の事を妻任せにしてきた。
大切な二人の子供の教育ですら、妻任せだったと思う。
40年近くの長きにわたって、妻は私が留守にしている間、しっかりと家を守ってくれたのである。家内の仕事は妻が主役でしっかりと守り通してくれていたのである。
それを今更、オレが主(あるじ)だ!などと偉そうな顔をするわけにはいかない。
そんな、恥ずかしくて、みっともないことはしたくないのである。
家の事に関しては、40年間の主役は妻であり、長い間に築き上げた功績を大切にしたいのである。
家の事を万事においてほぼカンペキにこなし、二人の子供もしっかりと育ててくれた。
お陰様で、今のところ二人とも、いい人の部類で成長し、それぞれ独立した。
40年近く家を守り続けてくれた妻が、これからも家の主役であることは間違いない。
私はその主役である妻を、分業主夫としてサポートしていこうと決めている。
今まで以上に、私にも自由な時間ができたように、妻にも自由な時間を精一杯謳歌してもらいたいのである。
定年後、自分自身の気持ち、考え方の変化などを改めて考えると、様々な事柄が頭に浮かんでくる。このブログを通して、今後も書き残してゆきたいと思います。
本日はこれで、失礼いたします。
1月28日