今、我が家にはクロネコが居ます。
2015年9月から我が家の一員になっています。9年半一緒に住んでいます。
遡る事1年8カ月前の2014年1月13日、19年間一緒に住んで、私を、私の家族を癒し続けてくれたマメシバ、愛犬のベルが虹の橋を渡った日でした。
2004年、ベル9歳の夏に、深刻な状況のガンが見つかりました。
成功の確率5割以下と言われ、近所の動物病院では手術が難しいと言われ、すがる思いで下北沢の動物病院を訪ねて、ガンの手術を受けてから10年も元気で生き続けてくれました。
不思議な縁です。
ベルが元気な頃、近所の公園の植え込みに子猫が捨てられていたそうです。
散歩の途中で、この公園の植え込みの中を必死に匂いを嗅いで覗くベル。
植え込みに捨てられていた子猫の小さな命は救えませんでした。
散歩の度にこの植え込みの前に来ると、何かを探すように中を覗き、なかなか動こうとしないベル。
そんな日が続いて、いつの日かベルは散歩もできなくなり、そして2014年1月13日の深夜に虹の橋を渡りました。
それから1年8か月後の2015年9月の夜、会社帰りに通りかかった公園、ベルが生前何かを探すように覗いていた同じ植え込みから、不安そうに鳴く子猫の声が聞こえました。
一人では、何度植え込みを覗いても、不安そうに鳴く声の主の姿を見つけられず、一旦家に帰り、家にいた妻と長女に事情を話し、家中の懐中電灯、光物を持参して3人で植え込み中を照らし、探しまくりました。
植え込みの枝の間に片手で掴めるくらい、手のひらサイズのクロネコが居ました。
そのクロネコが、今は私と妻を毎日癒してくれています。
愛犬ベルが繋いでくれた縁なのかなあ。
ベルの命日になると、当時住んでいた近所の公園の植え込み、その植え込みを覗くベルの姿、そして植え込みの中で不安そうに鳴いていたクロネコの姿が、全て繋がるようにして、思い出されます。
2025年1月14日
※マメシバのベルは1995年春~2014年冬の19年間を一緒に過ごしました。
クロネコのココは2015年夏~現在まで9年4か月一緒に住んでいます。