マウイ島の山火事、大変な被害となりました。
19世紀半ばまで、ラハイナは19世紀半ばまで、ハワイの都だった歴史的な街だそうです。
ハワイの古都として、風光明媚な観光名所でもあったようです。
オアフ島しか行ったことが無いため、マウイ島もラハイナも知りません。
しかし、ユーチューブなどで見ると、ハワイの原風景に出会えそうな、情緒的で美しい街ですが、今回の災害で、その姿は一変してしまいました。
沢山の方が亡くなり、行方不明者の正確な人数さえ分からない、想像を絶する被害が出ています。心が痛みます。
ラハイナの火災を見て、2019年の沖縄首里城の火災を思い出しました。
人的な被害を含めて、その被害としての大きさは比較にはなりません。
首里城火災は人的な被害はなかったと記憶しております。
しかし、その映像を見た時の自分が受けた衝撃、ショックを思い出しました。
ラハイナも、首里城も、その地域の方々の心の故郷、心の拠り所であると思います。
首里城火災の日、沖縄出張の2日目でした。
沖縄のホテルで早朝目を覚まして、テレビスイッチをオンにした途端に、目に飛び込んできた炎に包まれた首里城。唖然としました。
その日、学生募集の仕事で朝から那覇周辺の高等学校を訪問するアポイントを既に取っていました。
朝からFM沖縄は、沖縄の人々の心の拠り所が消失した状況に、急遽番組を変更して、首里城の追悼、沖縄の人達を力づける、応援歌、応援メッセージ一色になりました。
このまま、当初のアポイント通りに高等学校を訪問して、当時私の勤務する大学の学生募集のためのPRなどをしてよいものかどうか、迷いました。
アポイント先全てに朝一に電話をして、こんな状況のなか、お伺いしても良いかどうか?をお聞きしました。
帰ってきた言葉は、異口同音でした。「首里城の件は本当にショックですが、お仕事はお仕事。遠慮なく予定通りお伺いください。」
レンタカーを運転しながら、ラジオから流れる応援歌、応援メッセージに涙しながら、複雑な気持ちで訪問をさせていただいた2019年10月31日の沖縄を思い出します。
ラハイナで亡くなられた方々、被災された方々にはお悔やみ申し上げます。
観光で訪れたことのある方も、その素晴らしさを知っていればこそ、衝撃、痛みも大きいのではないかとお察しいたします。
そして、今日は終戦の日。
戦争で亡くなられた方々へ、合掌。
本日は、これで失礼いたします。
8月15日
※沖縄上空の写真。2019年10月出張時。