定年退職後、スモールライフを楽しもう!

定年退職後、思い切った断捨離を断行。定年退職後の妻との日常生活、趣味、同居クロネコの様子、脳活回想録など、思いつくまま書いてみます。

脳活回想! 人が怖がると自分が冷静になれる! 飛行機体験その②

脳活回想! 人が怖がると自分が冷静になれる! 飛行機体験その②

 

私の苦手なことの一つが飛行機に乗ることだった。

今は随分と慣れてきたが、昔は乗るのが恐怖だった。

飛行機の座席に座った瞬間から、脱出することを考え、安全のしおりを必死に読んだ。

乗客用緊急脱出簡易パラシュートを発明してくれる人の出現を本気で願っていた。

いよいよ離陸となると、恐怖感、緊張はピークに達した。

 

むかし、用事があって、イリノイ州シカゴからウィスコンシン州マディソンに行くために

乗った飛行機での出来事。40~50分の短いフライトで、夜の便だった。

当時、飛行機に乗る前は、後先考えずに、何らかの理由で欠航になることを毎度願っていたが、この日も残念ながら、欠航にはならなかった。

 

覚悟を決めて、自分の座席に座って、シートベルトを締めて、いざ!離陸。

毎度のこの恐怖感!助けてくれ!逃げたい!

 

その時、お隣に座っていたご婦人が私に向かって話しかけてきた。

ご婦人:アイドンワナダイ! アイスケアトゥデス!

わたし:・・・・・・・・・!

ご婦人:アイスケア! アイヘイト プレイン!

わたし:アーッ!アーッ! ドントウォーリー! ウィーアーオールライト!

我々は全て明るい? 我々は全て軽い? それとも、大丈夫? 

ご婦人が、私の言葉をどのように受け取られたかは不明!

 

その後の会話は良く覚えていないが、私はご婦人の様子を見て、何故かすっかり落ち着くことができた。

その後も、ご婦人の気持ちを少しでも和らげられるように、努力だけはした。

お陰様で、残りのフライト時間を、平和な気持ちで過ごすことができた。

 

飛行機の降り際、

わたし:ユーハブァグッドナイト!

ご婦人:Thank you too,  Take care!

気持ちだけは、伝わった。

何事もなかったように、ご婦人は悠然とした身のこなしで、飛行機を降りてゆきました。

 

人は他の人が怖がっている姿を見ると、冷静になれるという。

何故なのか、専門的な解説がないか、安直に探しているが、残念ながら今のところ探せていません。

 

1月26日 これで本日は失礼いたします。