安物買いの銭失い、安かろう悪かろう。
昔から言われていることですが、私は安物には目が無く、結構安物を買います。
しかし、銭を失った=損をした、とか、安いから悪いものだった=結局損をした、ということがあまり記憶にありません。
むしろ、何だか得した気持ちになって、安価品を喜んで使う事が多いです。
しかし、物を見る目はたしかにありません。
だからこそ、安価品で大満足できてしまうのかもしれません。
昔、新橋の地下街で「大特価 本革手袋、本革ベルト、大放出」のポップにつられて、ワゴンセールを覗きました。
当時自宅から最寄り駅まで自転車に乗ることが多く、冬は暖かい手袋が必須でした。
そんな時、本革手袋大放出です。
ワゴンを覗いたら、選び放題の手袋の数々。
しかも、裏起毛までついて、本革手袋が千円。たったの千円です。
早速試したところ、温かいし、柔らかいし。即購入。
駅から自宅まで早速買ったばかりの本革、裏起毛付き手袋で帰宅。
冬の自転車も、この手袋だったら寒さ知らず、最強の手袋に大満足。
帰宅後、興奮気味に妻に報告しました。
妻はマジマジと手袋を眺めて、
「あのさ、気に入ったのはイイんだけど、これが本革に見える? これがあなたには本革に見えるんだったら、この先、何かと騙されることが無いように気を付けてよね。気に入ったなら、それはそれでイイんだけど、ただ、それだけが心配!」
何だか、凄―く得した気分が、チョット得した気分に変化しましたが、気に入った本革もどきの手袋は結局、何年も大事に使いました。
今のところ、妻が心配した、なんとか騙されることもなく、生活できているようです。
多分?
この先も、騙されないように十分気を付けて、元気に過ごしたいと思います。
1月24日
※記事とは関係ありませんが、大室ダムより日光連山。昨年の写真です。
今年より雪が多いような気がします。