40代に初めてギックリ腰で渋谷の駅で身動きが取れなくなってから、その後も数回身動きが取れないほどの腰の痛みに悩まされました。
最後に酷い腰の痛みに襲われたのは、8年前でした。60歳の時でした。
50歳で、歩いていてひっくり返るほどの腰の痛みを感じてから、毎週近所の接骨院で、腰のケアをして頂いていましたが、仕事が忙しくズーッと怠けていた時期の話です。
腰に違和感がありながら、忙しくしていたある日、とうとう朝起き上がることさえできない痛みに襲われました。
その日は会社を休みました。
寝返りもできません。仰向けに固まったままの私の姿を見て、妻が「ビワの葉をもらってくるわ!」と言って出かけました。
近所の高校の庭に有り余るほどのビワの葉が生えています。その葉っぱを高校に「ちょうだい!」と頼んだところ、いくらでもどうぞ!ということで、ごっそりといただいてきました。
妻「痛いだろうけど、頑張ってうつ伏せになってよ!」
頑張ってうつ伏せになった私の腰に、軽く水に浸したビワの葉を、ベタベタと沢山貼り付けていきました。
小一時間して、奇跡が起きました。
何の痛みも感じることなく、突然私は立ち上がることができました。
この姿に、妻も驚き、思わず「キャーッ!ダイジョウブ!」と叫び声。
ご近所の奥さんが交通事故にあって、病院でもなかなか良くならない痛みが、ビワの葉で取れた話を聞いて、妻が試そうと思ったらしいのです。
安直に調べてみても、ビワの葉は薬草のようで、様々な効能があるようです。
昔は家の門前に、ビワの木を植えるお宅も沢山見かけました。
応急の薬になったそうです。
本当の話かどうか、定かではありませんが「ビワの木を家に植えると災いがある!」という話は、薬草として効果のあるビワの葉で、商売あがったりになるお医者さんが広めた話だ、なんてことまで言われていたそうです。
しかし、本当に不思議なくらい腰の具合が良くなり、すぐに仕事に行ける状態まで、持ち直しました。
この話を上司に、やや興奮気味に話ししました。
翌週月曜日、週の仕事始めの恒例である朝礼の時間。
上司がいつものように、
「ハイ、皆さん、おはようございます。月曜日ですので、今週の確認事項含めて、週始めの朝礼を行います。よろしいでしょうか!
では、今週の確認事項については、Mさんよりお願いいたします。
因みに、Mさんは先週ビワの葉教の教祖様になりましたので、確認事項の後に、教祖就任のご挨拶とその経緯についてお話を頂戴したいと思います。では、お願いいたします。」
こうして、この日から暫くの間、私はビワの葉教の教祖になりました。
本日は、これで失礼いたします。
3月
※写真は記事とは関係ありません。
一昨年お伺いした大洗磯前神社、神磯の鳥居です。