突然、夏のような暑さで、驚きます。
さて、定年退職後の夫婦関係で、夫の存在が疎ましくなり、妻が夫源病になったり、夫が粗大ごみ扱いされたり、という話題をテレビ、雑誌、ネットの記事などで目にすることがあります。
自分も気を付けなければと思う反面、そんなことってあるのかなと思うような内容も見受けられます。
ほんの些細な事の繰り返しが、妻にどんどんストレスを与える結果になります。
例えば、テレビ、新聞、雑誌にかじりついて、思い出したように、妻に質問。
「お昼ごはんはまだ?」「夕ご飯はどうするの?」この質問を繰り返す夫。
また、家事に関しても、些細な事のようですが、脱いだシャツ、下着などは脱いだまま、つまり、裏返しのまま洗濯機の中へ放り込む夫。(ご家庭によっては、裏返しがルールになっているご家庭が、あるのかもしれません。)
ゴミ出しに関しては、妻が分別し纏めたゴミを、ゴミ置き場に持って行って、ゴミ捨てを手伝っていると信じている夫。
妻が作ってくれたご飯を食べ終わると、食べ終わった食器はそのままで、またテレビの前に座る夫。
こんな事例を見聞きするたびに、私は妻に問いかけます。
「こんなことって、今時あるのか?」
「旦那も自分の居場所というか家の雰囲気に、何も感じていないわけ無いだろう?」
「奥さんも言えばいいのに。言われれば、旦那だって分かるんじゃないの?」
「奥さんも、頭に来たらハッキリ言えばいいんだよ、我が家の奥さんみたいにさ!」
妻の答えは、いつも一緒です。
「言えないからストレスが溜まって、病気になったり、家庭内トラブルが起こるのよ!」
「結構聞くわよ、誰とは言えないけど、何言ってもムダだから、旦那さんと、ほとんど話さなくなっちゃったって!」
我が家が決して円満であるという事ではないのですが、少なくとも些細な事でお互い不満をためないように、気が付いたらハッキリ言ってもらったり、言ったりするようにしています。個人的な意見ですが、特に、些細な事こそ、大事だと思っているからです。
私もいろいろと失敗もしてきましたし、偉そうなことは言えた立場ではありませんが、仕事でも些細な事は大事だと思って、長年勤めてきました。些細な事も報告・連絡・相談が必要だと思ってきました。もしかしたら、上司、同僚、部下からは面倒臭い奴だと思われていたかもしれませんが、些細な事は大事にしてきました。
必要以上に気を遣うことはありませんが、夫婦の間とは言っても、些細な事を疎かにして、長年一緒に住んできたから、阿吽の呼吸で分かるだろう!だけは、この先も避けて、毎日妻と適度の距離感を保ちながら、お互いにそれぞれの高齢者生活を送ることができればと思います。
5月18日
※平和に昼寝する我が家のクロネコ。