2021年11月にアイオワ州で起きた、教師殴打殺人事件。
教師に悪い点を付けられたことに腹を立てた、少年二人がバットで殴打して殺害。
痛ましい事件が発生しました。
その事件の裁判判決内容のニュースを聞いて思った事です。
被告は17才の少年ですが、判決は終身刑だそうです。
この少年が仮釈放で刑務所から出られる可能性は、どんなに早くても52歳だそうです。
更に亡くなった教師の遺族に対して日本円で2,100万円の賠償金支払い命令。
教師の夫は、この判決の直前に亡くなったそうですが、夫の死にも判事は言及。
夫の早すぎる死は、妻が殺され、妻を失ったショックも大いに起因していると。
亡くなった方は戻りませんが、個人的には、遺族、被害者に寄り添った判決だと思いました。
少年とその家族は、終身刑だけは許してほしいと懇願していたそうです。
控訴したのかどうかはわかりませんが、事件から2年も経たずに判決が言い渡されています。裁判は判決が早ければよいという訳ではないでしょうが、遺族の気持ちを考えると、時間も大変重要だと思いました。
日本での殺人事件の一例ですが、いいがかり殺人で息子を殺されて、裁判に10年以上かかり、更に懲役刑18年の判決に、被告側が、反省を口にし、殺意はなかったと控訴して、また5年、10年、裁判に時間がかかることになる。
遺族としては、被害者の親としては、結構厳しい状況です。
控訴後、被告は一度も法廷に現れないとも。殺意はなかった?反省している?
法廷で反省を口にしない場合、そして控訴しない場合は、そのまま量刑が確定するようですが、大体の場合は反省を口にし、殺意を否定し、控訴して、結局十数年、何十年にも及ぶ裁判の結果、量刑が減刑となるケースもあるようです。
個人的な意見として、日本は、加害者サイドに寄り添っているように見えてしまいます。
法律の専門家でもないので、滅多なことは言えませんが、殺人事件、凶悪事件の続報を聞くと釈然としない事が多いように思うのは、考えすぎでしょうか。
本日は、これで失礼します。
7月14日