定年退職後、スモールライフを楽しもう!

定年退職後、思い切った断捨離を断行。定年退職後の妻との日常生活、趣味、同居クロネコの様子、脳活回想録など、思いつくまま書いてみます。

勝頼に美学を感じるのは何故だろう。 武田氏滅亡。 図書館で借りたら、750ページもありました。

今週、図書館で借りた本は平山優氏著の武田氏滅亡。

 

どうする家康での武田家の盛衰、勝頼の最期までは、ドラマ進行上やむを得ませんが、かなりの急ぎ足でした。

武田家の栄枯盛衰、特に敗軍の将、武田勝頼の評価は歴史の専門家の先生方でも、小説家の先生でも、評価の別れるところのようです。

 

かなり昔ですが、新田次郎氏の武田三代を読んだ時には、個人の感想として、個々の戦闘に関しては勇猛果敢でありながら、複雑な生い立ち、信玄公亡き後の武田家重臣のそれぞれの思惑に翻弄され、かなり難しい舵取りをしなければならない、苦悩するリーダー像という感じでした。

 

長篠の戦いも、今までの歴史的な評価のほとんどが、勝頼が重臣の意見に耳を貸さずに、無謀な戦いを挑んで、信玄公以来の重臣を失い、結果的に数年後の武田家滅亡への道を辿ることになるわけですが、果たして長篠の戦いは、どのように描かれているのでしょうか?楽しみです。

武田家盛衰の分かれ道、長篠の戦いだけでも、様々な文献を研究してきた歴史専門家や歴史小説を書きあげる偉大な先生方をしても、その事実の受け止め方は、微妙に変わるようです。

これが歴史の面白さでしょうか?

 

海千山千の武将犇めく戦国の世に生まれ、様々な有力大名や知将達の駆け引きの中で、勇猛果敢な将でありながら、政治家として上手く立ち回ることができなかった、ある意味不器用な生き方、実直すぎる生き方が、名門滅亡を招いたように思いました。

立場は違いますが、猛将柴田勝家公と共通する美学というとオーバーですが、ある種の筋を通した生き様を感じるのです。

 

改めて武田家の栄枯盛衰をじっくり読みたいと思い、市の図書館で本を借りてきました。普段借りる本は大体200ページから300ページ程度。

事前予約をして、窓口でカードを出したら、係りの人予約棚から持ってきていただいた本を見て、ビックリ。

個人的には見たことのない分厚い本が出てきました。

総ページ数750ページ。

楽しみながら、読ませていただきます。

7月13日

※750ページ。迫力です。