早いもので、9月になりました。
9月最初の投稿は、懐かしい夢の話をさせていただきます。
結構な頻度で夢を見ます。
そして、夢の内容をかなり細かく覚えています。
あまりよくない事だと言われますが、夢から覚めると、夢の内容をメモに書き留めています。
その懐かしさから、涙が止まらないほどの夢の話です。
夢で散歩していたのは、むかし、家族でよく遊びに行った宇佐美の海岸だと思います。
子供が二人とも小学生~中学生のころ、豆柴の愛犬ベルも一緒に、よく遊びに行きました。
季節はわかりませんが、砂浜には人がいませんでした。
寒いのかどうか、わかりませんでしたが、結構風が吹いている雰囲気でした。
着ているものから、晩秋ではなかったかと思います。
海岸を散歩していると、遠くから年配の女性と茶色いワンコが散歩して、こちらに歩いてきます。
どんどん近づいてくるにつれて、茶色のワンコは思い切り尻尾を振り始め、年配の女性は優しく微笑み見ながら、近づいてきました。
年配の女性は、小さい頃から私に格別に優しかった亡き叔母(父の妹)でした。
優しい笑顔と、優しい語り口が印象的な、愛情あふれる叔母でした。
茶色のワンコは19年一緒に住んで、沢山の癒しと思い出をくれた、2014年に虹の橋を渡った豆柴の愛犬ベルでした。
2008年~2010年、今までの人生で最も苦しい時、明日が見えない状態。
何もかも失いかけて、金融機関の催促に追いかけられる日々。
仕事も失い、間もなく住む家も、何もかも失いそうな日々。
ストレスで胃癌を患い、手術~入院。
そんな苦しい時期の我が家で、玄関で思い切り尻尾を振って出迎えてくれるベルの存在は、私にとって苦境を乗り切る大きな糧の一つになっていました。
勿論、妻や二人の子供達の存在もですが、真っ先に玄関先に来て、時には門の前で、思い切り尻尾を振りながら、「元気出して!」と言わんばかりに出迎えてくれるベル。
そんなベルが、良く家族で遊びに行った宇佐美の海岸で、叔母と一緒に散歩していました。
優しい叔母の笑顔、思い切り尻尾を振って、近づいてくるベル。
懐かしい叔母の、飛び切りに優しい笑顔、そして愛犬ベルの嬉しそうな姿。
夢の中で、涙が止まりませんでした。
そして、泣きながら、朝を迎えていました。
9月1日
※12歳の頃のベル。9歳の時に大病で4時間半の大手術。
動物病院の名医K先生からは、麻酔から覚める確率は50%。
その時は覚悟してください。
見事に乗り切り、手術後10年間、我々を癒してくれて、19回目の誕生日の
翌日に静かに虹の橋を渡りました。
1年以上、我が家は皆、ベルロスから立ち直れませんでした。