先月の大谷選手の肘の手術のニュース、ビックリしました。
でも、ニュースでは手術は成功。
来季はシーズン当初から打者として出場できるのではないか、投手は2025年シーズンから復帰できるのではないかと、明るくなる内容でした。
その大谷選手の嘗ての最高のライバルの一人、藤波晋太郎投手所属のオリオールズがア・リーグ東地区、優勝を決めました。
優勝を決める試合での藤波投手の出番はありませんでしたが、この先、プレーオフシリーズでの出番と活躍に期待です。
それにしても、オリオールズは2021年以前の4年間は、何とフルシーズンの2018,2019,2021の3年は全て100敗以上。コロナ年度の短縮シーズンも25勝35敗。
昨年やっと勝ち越したチーム。
ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズ、レイズと強豪犇めく東地区で、今年も苦戦が予想されていたチームのようです。
しかも、巨額を投じて、有名選手、実績のあるスーパースター選手などの補強もなく、地味な先発投手の補強のみ、という事でした。
昨年加入のラッチマン選手、今年加入のヘンダーソン選手、などの若手の活躍に、中堅、ベテランも奮起して、まさにチーム一丸の優勝だったようです。
大番狂わせの部類でしょうか。そんなに期待されていないチームが強豪を抑えて優勝。
アメリカンドリームを体現するチームのようです。
メッツのように大型補強したチームが必ずしも勝てない、ヤンキースのようにスター選手が揃うチームが必ずしも勝てない。
一方で同じくスター選手やベテランレジェンド級選手をそろえたドジャーズが安定した強さを見せる。
7月末、8月初旬、プレーオフ進出の可能性が無くなったチームが高額スター選手を放出し、若手有望株選手と入れ替える。
プレーオフ進出の可能性があるチームは更なる補強のため、実績のある選手を他チームからトレードで加入させる。
選手のチームへのロイヤリティはどんなものかと、思う時もありますが、これがアメリカンスタイルなのでしょう。
目の前で自分が任された役割にベストを尽くして、その時に所属した組織、チームで結果を出すことにベストを尽くす。
一か所に拘ることなく、何チームも渡り歩く選手もいれば、チームや場所に拘り、20年間そのチーム一筋の選手もいるようです。
どちらが良いとかという問題ではなく、どんなスタイルでもベストを尽くす選手に拍手、喝采を送るファン。
人それぞれ、まさに多様性が凝縮された世界のMLB。
シーズン中のトレード、FA、なども含めて、面白さが増しています。
シーズン終盤、大谷選手の本塁打王の行方、MVP獲得の行方、両リーグのプレーオフシリーズ~リーグチャンピオンシップシリーズ~ワールドシリーズと続く、長い、長いポストシーズンの戦い。
まだまだ、楽しめます。
9月29日
※何度もすみません。
野球ネタに使える写真が無く、栄光の30番を使わせていただきました。