私はダイハツの車に乗っています。
市内を走ったり、郊外の道の駅に軽ドライブをしたりするのに、運転しやすく、満足していました。
そんな中で、今回の認証試験不正ニュース。
とても残念です。
再発防止のための対策案を明確にして、安全性に問題がないことを、分かり易く説明して欲しいと思います。
今回のニュース、報道内容を見聞きして、思いました。
「成功は失敗のもと」「成功は失敗の始まり」、になるその危険性。
昔から、失敗は成功のもと、と言われ、根気よく失敗を恐れずにチャレンジし続けることが、成功に繋がる、とエジソン博士、松下幸之助先生などの偉人の方々は言ってこられました。
自分自身、失敗を恐れずに、根気よくチャレンジした経験は思い出せませんが、失敗というか、順風満帆な状況から、坂道を転げ落ちて、どん底に近い状況まで落ち込んだ経験が、その後の人生というか、過ごし方、生き方に影響を与えてくれたのは事実です。
失敗は成功のもと、というより、挫折から学んだその後の人生、といったほうが正しいかもしれません。
あのまま10年後くらいまで、順風満帆が続いて、調子に乗っていたら、挫折、転落が10年遅れてやってきたら、果たしてカムバックできたかどうか?
いずれにしても、足元を見据えた生き方の大切さは、坂道を転げ落ちた失敗体験のお陰で、身に染みて理解することができたと思っています。
話が大きくそれましたが、ダイハツの不正は30年前からと言われていますが、顕著になったのは2011年のミライ―スの短期開発の大きな成功以来だと第三者委員会のレポートに書かれているそうです。
短期開発にどのようにして成功したのかは、詳しくわかりませんが、この短期開発成功例が、その後の社内開発の基準というか、経営陣からの至上命令的なものになってしまったようです。
まさに、大成功がその後の大失敗、大失態をもたらしてしまったのかもしれません。
ダイハツに限らず、様々な企業で、過去の成功例から脱却できずに、昔の夢を追い求めて、気が付いたら、手遅れ状態!は良く聞きます。
私の挫折も、所属していた企業の「成功は失敗のもと」によって、成功に胡坐をかいて、改善、改革に手を付けなかった結果だったと思っています。
常に自浄努力を怠らないで、自らを律することの難しさは、最近の政治の世界を見ていても
良くわかりますが、こうした大きな事件や失態を糧に、正しく生きることの大切さを、改めて考え、見つめ直すことのきっかけにしたいものです。
本日は、これで失礼いたします。
12月22日
※写真は記事とは関係ありません。
華厳の滝。心を洗われます。