何事もイメージが重要だとは良く聞きます。
趣味のゴルフの話ですが、悪いイメージを持った時には大体悪い結果が出ます。
良いイメージを持ったからと言って、必ずうまくいくほどの腕前ではありませんが、上手くいきそうな感じの時には、まずまずの結果が出ていると思います。
先日良くラウンドするコースを、私が勝手にゴルフの師匠と決めている大先輩と一緒にラウンドしました。
私が苦手にしている池越えのショートホール。
距離は短いので、池があるとは言っても、難易度はそれほど高くないホールのはずなのですが、私の苦手ホールです。
横長のグリーンの左側は、特に禁物で、手前の池に向かって傾斜がきついので、池を越えたボールが、ボールの回転によっては、戻って池に入ります。
大体、左に引っ掛けたボールで、若干左に曲がるフック回転のボール。
一度グリーンに乗っても、ぐるりと左に曲がって、傾斜を下り、池に入ります。
この池越えのショートホールに来ると、私の頭の中は、左に引っ掛けて、その池に入るイメージで一杯になります
若干左に引っ掛けて、少しフック回転がかかって、一旦乗ったボールが、グリーンを転げ落ちて、池に入る。
こんなイメージを持って打つと、大体その通りになります。
自己暗示の世界です。
グリーンの右側を狙ってしっかりと右サイドに乗せる。打つ直前までは、そう自分に言い聞かせているのに、素振りをしているうちに、不安になり、以前池に入れたシーンが鮮明に蘇ります。その瞬間、一旦間を取って、仕切り直せば良いのでしょうが、そのままスイングしてしまいます。
案の定の結果です。
師匠に、打つ前の私の心理状況を話したところ、「できるだけ良いイメージで打った方が、結果も良い方向に行く確率は高くなる。悪いイメージ、前回の失敗は反省して、そうならないためのイメージ、気を付けるところを考えて打った方が良いみたいだよ。」
ゴルフに限らず、仕事やプライベートでは、事前に様々な状況を考えて、心の中で事前準備はしますが、悪い結果を予め考えイメージしながら、事に当たることは余りないのではないかと思います。
年齢とともに忘れることが多くなり、気を付けることを紙に書いて壁に貼り、ノートに何度も気を付けることを書いて、読んで、リマインドすることは多々ありますが。
しかし、ゴルフは不思議なもので、失敗している自分の姿を思い浮かべてショットを打つという、何ともスーパーネガティブな自己暗示をかけながら、プレーすることがあるという事に、今更ながら驚いています。
普段、自分にポジティブ思考を言い聞かせているはずなのに、大好きなゴルフ、自然を楽しみ、風を感じ、広いフィールドで、大らかに趣味を楽しむ時間に、何でまた、失敗する自分の姿をイメージしなければ、ならないのか?
何とも不思議です。
本日は、これで失礼いたします。
1月28日
※冬でも晴れると、暖かいゴルフ場。
太陽の光のありがたさ、強さを改めて感じます。