先日読んだ本で、日本の70代が昔と比較して、圧倒的に元気になってきたということが書かれていました。
70代は黄金の70代になりつつあるという説でした。
間もなく古稀の私には、嬉しくなり、元気になる言葉です。
欧米では1970年代に、ヤングオールドという括りで、65歳から74歳までは中高年(50代後半~60代前半)と認知機能も体力的にも変わらないという説が既に提起されていたとの事らしいです。
要は元気な高齢者が世の中に沢山いることを認識する考えが、欧米では今から50年前にある程度確立されていたらしいです。
しかし、栄養状態がまだまだ欧米並みとはいかなかった日本では更に20年後の1990年代に、やっとヤングオールド的な高齢者がチラホラ目立ってきたとの内容でした。
それから更に20年以上経過した現在、実際にヤングオールド高齢者がかなり増えてきたとの、本の筆者である高齢者医療に長年携わってきた先生の意見でした。
定義としては65歳から74歳の高齢者で、実年齢と比較して、かなり若々しい、活動的な高齢者の事をヤングオールドというらしいのですが、たしかに周りを見回しても、70歳を過ぎても意気軒高、元気な方が数多くいらっしゃいます。
趣味のゴルフでご一緒する80歳前後でも、元気な先輩が多いなあと感じます。
今年、いよいよ70代に入る私としては、ヤングオールドという言葉、何だか勇気づけられます。50歳を迎えた時、60歳の還暦の時と比較しても、あと数か月で70歳の古希というと、自分で何か特別な感覚を持っていました。
いよいよ70歳。本当に高齢者の仲間入りだなあ。
たしかにオールド=高齢者ですが、その中にヤングという言葉が盛り込まれるだけで、自分自身、古希を迎えるよりも、ヤングオールドを目指そうという意識の方が強くなってきました。ヤングという言葉が入っているだけで、何だか若返れそうで、まだまだ若い気分でいられるように思えてきます。
黄金の70代という言い方も同じ先生の本で知りました。
ありがたいことです。言葉で勇気づけられることは沢山あります。
黄金の70代、ヤングオールドというふたつの言葉をありがたく意識しながら、これからも過ごしたいと思います。
3月19日