定年退職後、スモールライフを楽しもう!

定年退職後、思い切った断捨離を断行。定年退職後の妻との日常生活、趣味、同居クロネコの様子、脳活回想録など、思いつくまま書いてみます。

こどもの日、荒野の用心棒。

マカロニウエスタンの大ヒット作、荒野の用心棒。

私の大好きな黒澤明監督の映画、「用心棒」を観たイタリアのセルジオ・レオーネ監督がリメイクした映画でしたが、いろいろと大変だったようです。

 

まずは、主役がなかなか決まらなかったそうです。

この映画と夕陽のガンマンでスターの座を不動のものにしたともいえる、クリント・イーストウッドですが、ピンチヒッターだったそうです。

最初はヘンリー・フォンダに断られ、ジェームス・コバーンチャールズ・ブロンソン、タイ・ハーデンなどなどの西部劇のスター達にも断られたそうです。

当時、人気の西部劇、ローハイド、私も大好きなテレビ番組でした。

そのロウディ役の若きスター候補、クリント・イーストウッドはローハイド製作陣との契約で、ローハイドの撮影中はハリウッド映画には出演できなかったそうです。

そんな不自由な契約のない、イタリア映画のオファーに、イタリア観光も兼ねて、物見遊山で乗っかったそうです。

ヨーロッパの題名は、名無しの男?だったようです。

そんな名無しの男というマカロニウエスタンはヨーロッパで大ヒット。

アメリカに帰っていたクリント・イーストウッドは自分が主演の映画、名無しの男がヨーロッパで大ヒットしているとは当初全く知らなかったようです。

あっという間に、ヨーロッパで最も有名で、人気のあるアメリカ人の一人になったようです。

 

日本でも荒野の用心棒、夕陽のガンマンで、ローハイドのロウディの若者と同一人物とは思えない、髭と眉間にシワを寄せ、目つき鋭いワイルドな姿は、ローハイド大好き少年の私にも、かなりインパクトがありました。

兎に角大ヒットした荒野の用心棒ですが、セルジオ・レオーネ監督は黒澤明監督他、用心棒の製作会社、東宝にも何の仁義も切らずに製作し、封切りをしたため、後に訴訟問題となり賠償金とアジアにおける放映権を認めたようです。

 

荒野の用心棒に続く、夕陽のガンマンは、主役のクリント・イーストウッドもカッコ良かったですが、相手役というか、最終的には強い味方、相棒的な、どう見ても非情な悪役然として、実は正義の味方、リー・バン・クリーフが、兎に角、とんでもなくクールで、スーパーカッコイイと思いました。

子供の日、子供の頃見た映画、荒野の用心棒について、書いてみました。

5月5日

※大好きな三部作です。