自分も高齢者になり、この先の人生、終活などについて、考えることも多くなってきました。
そんな時にプラン75という映画が話題になっているという事で、遅ればせながら、先日アマゾンプライムで観てみました。
楢山節考は強制的に、ある一定の年齢になると、山にこもり(捨てられ)、死を待つ。
大変ショッキングな映画でした。
プラン75は自己選択とはいえ、あと何年かで、その年齢になる自分としては、身に迫る話だろうなと、身構えて観ました。
残念ながら、あまり身に迫りませんでした。
身構えて観た割には、身構え方が不足していたというか、観ているうちに、あと数年後の孤独感が、どうしても身に迫ってきませんでした。
今のところ、フルタイムリタイアー生活を、マイペースで送らせていただいているからかもしれません。
それに加えて、主演の倍賞千恵子さんが、あまりにも洗練されて、美しい歳の重ね方というか、綺麗さが際立ちすぎて、見とれているうちに終わってしまった、そんな感じでした。
寂しさを紛らわすために行った、高齢者達とのカラオケ。
昔から、あまり感情移入しないようで、サラリと歌いながら、心に残ってしまう、とにかく、透明感のある、美しい歌声。
年齢を重ねても、そんな美しい歌声で、カラオケで歌う、美しい倍賞千恵子さん。
美しすぎます。これで、75歳で行く末を選択する?
イヤイヤ選択はないでしょう、という感じの連続でした。
すみません、あまり身に迫る感覚を感じないまま、観終わってしまいました。
早川監督すみません。主演の倍賞千恵子さん、すみませんでした。
倍賞千恵子さんは、下町の太陽、寅さんシリーズ、そしてプラン75。
幾つになっても、クールで素敵ですね。憧れのお姉さんです。
本日は、これで失礼いたします。
8月20日
※写真は2016年に訪れた柴又。駅前の寅さんと帝釈天。