先日、ワイドショーを見ていて、コメンテーターの方の特別リポート、「農業で給料1,000万円を目指す取り組み」を放送していました。
34歳の若手農業経営者は、農業大学で農業経営学を学び、そして日本の食料自給率に大いなる危機感を持って、家業の農家を継ぎながら、農業を法人化して、大規模で効率的な農業運営を行うべく、日々努力している姿をレポートしておりました。
既に16人の従業員を抱えて、繁忙期でも完全週休2日制を確立。
現従業員の給与は400万円~600万円だそうです。
ホテルマン、システムエンジニアからの転職者などがインタビューに答えておりましたが、異口同音に日本の食料自給率に対する危機感を口にしておりました。
若者の集団です。
同じ志、問題意識を持った若者が、若き農業経営者の元に集まり、知恵を出し合って、農業事業を拡大する姿に感動しました。
農業従事者の実に70%が65歳以上の高齢者で、後継者不足で農業をやめる農家が増えている状況。
若き経営者は、ここに大きな機会と可能性があると力説していました。
農業をやめる農家から、そのまま農地を借りて、事業農地を拡大する。
農地が大きければ大きいほど、効率的な農業運営が可能になり、従業員の給与も上げられるとのこと。
現在、埼玉、栃木を中心に東京ドーム64個分の農地を運営しているそうです。
3年後には、管理職の給与を年収1,000万円にする青写真も出来上がっているようでした。
淡々と将来の目標や夢を話す若手経営者、若い従業員の姿が、頼もしい限りでした。
何のお手伝いもできませんが、事業拡大をお祈りする次第です。
9月4日
※2023年5月の宇都宮近郊の様子。