先日、随分と前のネットニュース記事に目を奪われました。
時速60キロの道路を160キロで運転し、前方のバイクに追突、バイクを運転していた50代の男性は死亡。
また別の事故も同じように法定速度を約100キロ近くオーバーして、前方のタクシーに追突し、後部座席の30歳で、結婚間近の男性が死亡。
2件の事故は、信じられませんが、過失運転致死との判決が下りたそうです。
単なる不注意による事故との法的判断。
過去に猛スピードの事故で、過失運転致死傷が適用された前例(判例)に基づいたものだそうです。
直線なので、危険運転ではないとの裁判所の判断だったとか。
前例主義?直線なら猛スピードで運転しても危険ではない?
50歳の男性の奥様、30歳の男性の婚約者(結婚直前の事故だったとの事)はどちらも、納得がゆかず、署名を集めたり、せめて危険運転致死罪の判決にならないか、訴えを起こしたりしているそうですが、道のりは険しいようです。
60キロ道路を100キロオーバーの160キロで走って、不注意=過失という判断。
何とも、やり場のない怒りがこみ上げてきます。
社会の道義や常識的な考え方が法律に生かされていないような、こうした法解釈。
誰の力で変えられるものなのでしょうか?
せめて、こういった納得のいかない事を少なくするため、政治家も駆け回っていただきたいと思うのですが、司法は政治家の関知するものではないのでしょうか?良くわかりません。
せめて社会的道義と法解釈がイコールで、納得のゆく世の中づくりをもう少し推進できないものか、そうでないと無茶苦茶な事をしても、大した罰則が無く、無茶苦茶やったもの得、やられ損という、それこそ無茶苦茶な世の中になってしまうと危惧してしまいます。
9月6日