勇壮な戦国物のあとに平安時代の貴族の話。
どんなものかと思いながら、見始めたら、個人的には結構嵌まり始めています。
その第三回。先々週の放送の一場面。
道長が父親の兼家に説教されるシーン。
道長は、庶民の恰好をして街に出かけて、盗賊に間違えられて、一時はお縄になりますが、身分、素性がわかって、無事釈放されました。
助かりはしましたが、父親兼家からは、貴族らしく振舞え、そんな庶民の恰好をするなと説教されます。
道長曰く、民の声を聴くのも、まつりごとには大事かと。
この時摂政の地位にあった兼家が語気を強めて道長に言います。
「民の生活など知らずとも良い。思い切ったまつりごとの妨げになる。」
何だか、昨今の日本国のリーダー達の心の奥底にある本音の声ではないよな!と変な事を考え始めてしまうような強烈なセリフでした。
そのセリフが耳から離れなくなりました。
そんなことはないことを望みますが、何となく連日流れる裏金問題に端を発した、政治と金の問題、警察捜査が突然打ち切られ、担当刑事が異動、捜査班大幅縮小の木原事件など。
今の政治家を巡る様々な事象の流れを観ていると、特権階級の政治家、権力者と、私のようなただの爺さん、平民との間には、思う以上に高い壁が存在しているのかなあ、などとドラマを見ながら、またまた爺さんの臍が曲がり始めてしまいました。
しかし、光る君へは、私としては、かなり気に入っていますので、毎週楽しみにします。
本日は、これで失礼いたします。
1月29日
※記事とは関係ありません。大谷の平和観音。平和でありますように。