趣味のゴルフを通して、顕著に体力、筋力が衰えて、具体的に数値となって示されています。
スイングスピードが遅くなり、ボールの初速速度も当然遅くなります。
その結果、ボールが飛ぶ距離は愕然とするくらい低下しています。
30代~40代前半の頃、最も飛ぶクラブ、ドライバーの飛距離は250~270ヤード。
40代後半から、ハッキリと飛ぶ距離が減り始めました。
50歳を超えて腰を痛めて更に距離が大きく減り、飛ばなくなりました。
60代になると、信じたくないくらい飛ばなくなりました。
そして間もなく古稀の今、ドライバーの飛距離は良くても200~210ヤード程度。
400ヤードのホール、30年前は8番アイアン前後で第二打目を打って、グリーンオンを狙っていました。第二打でグリーンに乗る確率は当然かなり高い確率でした。
道具の進化を考えると、現在の道具であれば、もっと飛んでいたかもしれません。
今現在の状況は、400ヤードのホール。
古希目前の今、二打目はドライバーの次に飛ぶクラブ、3番ウッド~5番ウッドで打っても、グリーンに届きません。グリーンに乗ったらラッキー。
乗らなくても、近くまでボールを運べば、それで満足とします。
当然ながら、スコアメイクは30年前と比べると格段に難しくなりました。
30年前のスコアではラウンドできません。
しかし、ここからが勝負というか、また別の楽しさが生まれ始めています。
50代の半ば頃、一時は昔のプレー状況と当時のプレー状況の格差に愕然として、また体(腰)を痛めていたこともあり、大好きだったはずの趣味のゴルフが楽しくなかった時期さえありました。
しかし、今はというと、50代の頃より更に飛ばなくなりましたが、その現実を受け入れて、その状況の中で、昔のようなスコアでラウンドする為には、何をどうすれば良いのかを考えながら、ラウンドするようになりました。
この不毛のテーマを解決する方法を考え実践する。これが、とにかく面白い。
思うようにいかない事が多いですが、楽しさが倍増するという不思議な状況です。
飛ばなくなった能力は、どうしようもありませんので、その不足分を補うためには、何が必要かを考え、不足分を補う練習をする。
不足分を補う練習を、様々な場面を考えながら、様々な場面に近い形で、何度も練習し、実戦で試します。
上手くいかない場合は、また新たな方法を考え、考えたことを実行に移す。
勿論、飛距離の衰えを止める方法などについても、合わせて情報をかき集めて、自分にできそうな事を、自分にできる範囲で、実践してみます。
なかなか結果は出ませんが、新たな楽しみが次から次と目の前に現れます。
衰える→補う方法を考え実践する→結果が出る?出ない?検証→また衰える→新たな方法を探し実践する→結果は???
エンドレスな衰えとの格闘が、面白くなってきました。
練習すればドンドン上手くなった若い頃と真逆の、下手にならないための努力、練習。
時々、上手くいった時の喜びは、上手くいくのが当たり前のような若い頃の喜びとは比べ物にならないくらい、大きく感じます。
思い通りに行かない事が、こんなに面白いとは思いませんでした。
何だか、最近ますます楽しくなってきました。
趣味のゴルフを通して、歳を取るのも結構楽しいと感じ始めています。
本日は、これで失礼いたします。
1月27日
※年齢とともに、グリーンがドンドン遠くなっていきます。
その分、なんだかヤリ甲斐が増して、楽しみが増していくような感じです。