3月19日、日曜日。
朝からよく晴れています。
気持ちの良い青空を見ていて、むかし整骨院での高齢者の、空を飛び回るような自由な会話を思い出しました。(やや無理のあるつなぎ方となりましたが!)
登場人物 高齢者A子さん、高齢者B子さん、高齢者C男さん、接骨院先生、私
(以降、敬称略で書かせていただきます。)
20年以上前。場所は接骨院の待合室。時間は朝7時半頃。
70代と思われる高齢者3人と当時40代の私。
A子:お若いのにどうしたの?
私 :ギックリ腰になってしまったようで、歩くのもやっとなんです。
A子;あらまあ、それは大変ね
B子:そういえば、おとなりの○○さん、毎朝ご近所に響き渡る大きなクシャミをする
んだけれど、そのクシャミをした途端に、ギックリ腰になっちゃったのよ!
二人:ギャハハハハハ!
B子:そういえば、きのうテレビで野球見たら、全員外人さんの野球チームが東京で
試合してたわよ!
A子:あらまあ!外人さんが!東京で!
C男:それは大リーグの野球だよ!アメリカの職業野球だよ!
A子:まあ大変ねえ、外人さんは!野球場の職員さんも野球できないといけないのね!
B子;あらまあ、職員さんも?そりゃ、ホント大変ね!
C男:んッ!ウ~ン・・・・・・・・・(何も言えない状況で黙ってしまいました。)
私 :??????????????
二の句が継げないC男の気持ちが何となくわかるような!
ここで、おもむろにA子さん、持ってきたおにぎりを食べ始めました。
先生登場
先生が待合室に最初の患者の私を呼びに来ました。
先生:ダメだよ!ここは食堂じゃないんだから!朝ごはんは、家で食べてよ!
A子:あッ!すいませんねえ!
謝りながら黙々と食べ続けるA子さん。
40代の頃、初めて酷いギックリ腰を患い、5日間近所の接骨院に通った時の一コマ。
毎朝一番で予約を入れていましたが、大体到着したときには、ご近所の高齢者が診察前から、既に待合室で寄合を始めているのが常でした。
先生がご自宅から医院に自転車で到着し、事前準備のため、医院のカギを開けると、医院前で既に待っている高齢者数人が、ドヤドヤと一緒に医院に入ってしまいます。
先生も先生で「まだダメだよ!」ともいわず「待合室で待っててヨ!」
待合室の話の内容はというと、いつも自由に空を飛び回っているような内容でした。
そんな空を飛び回るような、自由な会話を何日か聞いていて、「年を取るのも悪くないなあ!自分もこんな自由な高齢者になれるのかなあ!」なんて思っていました。
いざ、自分が高齢者になってみると、今のところはここまで自由に空を飛び回る話はできていないようですが、時々ゴルフ練習場で見かける、豪快にブッ飛ばす若者に気軽に、馴れ馴れしく話しかけ過ぎて、迷惑そうな顔をされる程度の自由さに留まる程度です。
本日は、これで失礼したします。
3月19日
※写真は偕楽園の梅です。(2023年3月)