定年退職後、スモールライフを楽しもう!

定年退職後、思い切った断捨離を断行。定年退職後の妻との日常生活、趣味、同居クロネコの様子、脳活回想録など、思いつくまま書いてみます。

勝ちに不思議の勝ちあり

松山英樹選手、アメリカツアーのビッグトーナメント、ジェネシス招待優勝おめでとうございます。

 

最終日、6打差7位からスタートし、前半1番~3番で3バーディー、後半10番から12番で3バーディー。首位と1打差まで迫ったあと、15番、16番と圧巻のアイアンでピンの根元にボールを運びました。

「オッケー!」の掛け声がかかりそうな、ベタピンショットで首位に立ち、その勢いで17番もバーディー。

マッチプレーなら、確実にオッケー=コンシードされている20センチの距離でした)

難関18番をパーにまとめて、終わってみれば2位に3打差、圧巻の大逆転優勝。

 

優勝後のコメント、ショットはあまり良くなかったですが、ショートゲームに助けられた。

このショットでも勝てたという自信になりました。

ミスショットが出ないように気を付けてラウンドすることに集中しました。

 

早朝から中継を見ていて、そして優勝後の松山選手のコメントを聞いていて、勝負師、名将の野村克也元監督の言葉を思い出しました。

 

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」

 

勝負に勝つには相当な努力がもちろん必要ですが、不思議とゾーンに入って、自分がドンドンスコアを伸ばし、周りが伸び悩んだり、崩れて行ったり。

勝利の女神とか、何かを持っていると思わせる、そんなプロの技術力だけでは説明できない、何かがあるのだと思います。

 

ゴルフでも負ける時はハッキリとしたミスショットが出る、勝負所で大事なショット、パットが決まらなかったことなどが、後で明確な理由として、分析されます。

今回のジェネシス招待も、残り6~8ホールの段階では5人がトップに並び、1打差に2人、2打差にも数人がいて、10人くらいでの熾烈な優勝争い。

誰にでも勝てるチャンスがある展開でした。

しかし、結果的に松山選手がバーディーラッシュをかけた後半の難関ホールで、歴戦の名手達にミスショットが出て、スコアを落としたり、スコアが伸びなかったり。

結果論ですが、負けに不思議の負けなし、という展開でした。

 

勝った松山選手は前半3バーディー、後半だけでも6バーディー。

圧巻のサンデーバックナインで、ラウンド9バーディー、ボギーなし。

15番、16番は圧巻のセカンドショット。

しかし、松山選手のセカンドを打った瞬間のリアクションは、必ずしも会心のショットを打った感じ、そんな確信を持った様子には見えませんでした。

「何だかシックリこないなあ!」と言いたそうな表情。

 

勝ちに不思議の勝ちあり、なんて言っては失礼極まりないのですが。

しかし、優勝後の松山選手のコメントにもあるように、ショットの内容は良くなく、このショットでも勝てるという自信になった。

失礼な言い方になってしまいますが、勝てる時は、決して満足な内容でもないのに勝てる不思議。

まさに、勝負師野村元監督の「勝ちに不思議の勝ちあり。」を感じるコメントでした。

紙一重の勝負をする勝負師ならではの言葉。

そして、その不思議を見事にプレーで見せつけてくれる、日本が誇るゴルフ界最高の勝負師、松山英樹選手。

 

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。

カッコイイですね。

2月20日

※マスターズ、MLBNPB等など熱い勝負が楽しみなシーズンになってきます。

 お気に入りの言葉「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

 勝負師野村元監督の言葉を感じる勝負が見られるでしょうか。