定年退職後、スモールライフを楽しもう!

定年退職後、思い切った断捨離を断行。定年退職後の妻との日常生活、趣味、同居クロネコの様子、脳活回想録など、思いつくまま書いてみます。

様々な項目で下位に低迷する日本。体裁や人の目が気になる文化だから?

自分がこの国に住んでいて、そんなに住みにくさは感じませんが、様々なランキングを見ると、このところの日本の様々な項目での下位低迷には、やはりガッカリします。

 

先々月でしたが、女性が働きやすい国では、OECDに加盟する29か国中27位との報道。

女性管理職の割合はOECDで最下位クラスだそうです。

男女雇用均等法が施行されて、まだ38年。

これだけの経済大国でありながら、男女の雇用均等法そのものが施行されて38年しか経過していないわけですので、その間経済界や社会の中心は勿論、大企業の中枢にいる方々も世代交代しているとは言っても、雇用均等法以前の状況で社会人になった世代が、今の経済界や各会社の経営陣の中枢でしょうから、それほど大きな意識の変化は期待できないのかもしれません。

もう少し女性が働きやすい世の中には時間がかかるのかも知れません。

 

総合的な幸福度も世界的にランキングは少し上昇しているようですが、50位前後とランキング中位レベルで足踏みしているようです。

健康寿命などは第二位となり、長寿国にはなっています。

しかし、生活しやすさの指標となる、人生における選択の自由度は64位、社会の寛容性(多様的な生き方ができるかどうか)は92位と低迷。

多様性を大切に、様々な価値観を大切に、という言葉の裏で、世間の体裁、他人の目が気になる社会構造、画一的な価値観、優勝劣敗の社会構造などなどが根強く残っているのかもしれません。

私自身も、フルタイム現役時代、休むことへの抵抗感は組織内で強く感じながら生活してきましたが、今でも日本の有休消化率は主要国の中で最下位レベルのままだそうです。

表現の自由度など、選択の自由度にも影響のある項目が下位に低迷しているようです。

様々な制約があるのが社会生活、組織生活ではありますが、この辺りの人生選択の自由度、生き方に関する社会の寛容性などは、意識改革に、かなりな時間がかかるかもしれません。

 

フルタイムをリタイアーした私などは、今は結構マイペースな毎日を過ごしておりますが、現役バリバリ世代は、結構息苦しさを感じながらの生活かもしれません。

我々の世代でも、グループや人によっては息苦しさを感じるグループが存在し、自分の価値観を強制するタイプの人も確かに存在しますが、フルタイムからリタイアーした爺さんは、息苦しいところや不快な人には関わらない事が選択できますので、そんなに息苦しさを感じることなく生活できているのかもしれません。

しかし、現役はそういう訳には行かないでしょうから、息苦しさを緩和する自分なりのセルフコントロール術を身に付けるしかないかもしれません。

4月6日