先日鹿沼に実家がある同級生と鹿沼の人気うどん屋さんで、ランチをした時、同級生が「生まれ育った東京から、良く宇都宮への引っ越しを決意したな。驚いたよ。」
と改めて、言っていました。
きっかけは娘が宇都宮に嫁いだこと、孫の誕生などはありましたが、元々、リタイアー後は地方都市に住みたかったこと、今後の生活を考えた時に、東京では自分達のイメージする生活が成り立たないと思ったことなどを、話しました。
そして、最も大切なことは、パートナー、妻の意向がどうなのか?を確認し、そして、自分が何をしたいのかを明確にすることも大切だと、話しました。
偉そうなことを言ってしまいましたが、何とかなると思っていたことも事実です。
地方都市移住にあたり、自分のやりたいことは何か、を箇条書きにして、また懸念されることも箇条書きにして、東京にそのまま残った場合のメリット、デメリットも挙げて、その比較を見ながら、フルタイムリタイアを迎える数年前から、気持ちの準備をしていたことなど、いろいろと話をしながら、転居前の事を改めて思い出しました。
仕事で宇都宮には昔から何度も訪れていて、土地勘含めて馴染みがあったこともなど、幸いだったと思います。
今後どうなるのかは、分かりませんが、転居後3年半を経過した現在は、東京を脱出して、地方都市に転居した事は良かったと思っています。
妻も同じように、居心地の良さを感じてくれているのが一番です。何よりです。
地方移住で失敗するケースとして、良く言われるのが、転居前の夫婦のコミュニケーション不足で、転居後、特に妻側が不満を感じるケース。
夫側の地方に住みたい希望のみで転居話を一方的に進めてしまうという、転居後の問題以前に事前コミュニケーションに問題があるようです。結構これが多いらしいです。
更に、十分な検討をせずに、イメージだけで転居を決めてしまう。
光熱費が安い、物価が安い、自然が豊富。実際には光熱費がかかる。
自然に恵まれている分、自然の力も強いのでしょうか、家の痛みも進み、修繕費などが予想以上にかかり、家計を圧迫する。
地域の人間関係になじめずに孤立する。
または、人間関係が希薄になり、退屈して生活に飽きてしまう。
他にも、いろいろとあるそうですが、単なる憧れやイメージだけで、地方移住は危険であることは間違いありません。
我々の場合、地方移住とは言っても、結構な規模の都市で、交通の利便性、各種施設の充実、加えて、家の近くには自然が豊富にあり、都市生活の利便性と自然を楽しむ生活が楽しみやすい環境という事も、居心地の良さに繋がっていると思います。
いざとなれば親類縁者、友人、知人に会うために東京に出るにも近いですので、遠くに来たという感じはしないのも、良いのかもしれません。
これからのことは、何が起こるか分かりませんが、今のところ夫婦ともども、地方都市生活を楽しめていることは、人生終盤に差し掛かって何よりと感じている次第です。
夫婦ともども、自然豊富でも不便なところには絶対に住めないこと。
利便性は絶対条件でした。
何事もあまり深く考えない、というか、考えられない安直な性格が、幸いしているのかも知れません。
本日は、これで失礼いたします。
9月24日
※宇都宮東公園の銀杏並木。2022年12月初旬。
※栃木県中央公園。2022年11月末の様子。
※鬼怒グリーンパークのコスモス祭り。2022年10月頃
※大谷、平和観音。2021年秋撮影
秋から冬も自然を楽しめるところが沢山あります。