高齢者の交通事故のニュースが多いです。
古希を迎えて、運転の度に気を引き締め、気を付けようと自分に言い聞かせています。
自分も気を付けますが、道路交通法無視の信じられないような運転をする車にも遭遇しますので、益々気を付けないといけないと言い聞かせています。
高齢者の自動車事故の研究をしているグループの記事を先日興味深く読みました。
事故を起こす高齢者のパターンで、世間的に問題になっていたのが、認知機能との関連だったのですが、実は事故を起こす高齢者で認知機能低下又は認知症の割合が意外と低いとの研究経過(結果)でした。
因みに報告では、高齢者と25歳以下の若者の事故件数の比較も出ていました。
死亡事故は75歳以上10万人で5.61件、25歳以下10万人で4.32件。
やはり高齢者が多いのですが、事故件数で言うと調査では、若者の事故件数が高齢者の事故件数を大きく上回っているようです。
30代~60代までは事故件数が横ばい。70代から大幅に増える傾向にあるようです。
認知機能と事故との関係に戻ると、認知症ドライバーによる事故率1.3%と低いそうです。
殆どは運転技術に自信があり、記憶力もしっかりした比較的健康な高齢者の事故が多いそうです。事故を起こして本人もビックリする。
高齢者認知機能テストをパスしていて、技術もしっかりしているのに、突然脳からの運転指令に誤りが発生するケースがあるようです。
脳指令の間違いによる最も多く怖い事故が、ブレーキとアクセルの踏み間違いだそうです。
脳指令の間違いを引き起こすのが、白質病変、脳委縮による運転脳の低下だそうです。
なぜ起きるのか。よく理解できなかったのですが、勿論年齢による脳機能の劣化なのでしょうが、お酒をよく飲む、喫煙、不規則な生活、運動不足など生活習慣病にも通じるものがあるそうです。
脳に伝わる指示命令間違いを発生させる危険性大の生活習慣。
この脳委縮のスピードを遅らせるためには、適度な運動、バランスのとれた食事、十分な睡眠、規則正しい生活。
結局健康に留意した生活が大切なようです。
あまり神経質になりすぎずに、健康を意識して生活し、適度に運動をして、運転をするときには今まで以上に周りの人、自転車、車に注意して、「モタモタするな!」と思われても、慎重に運転することが、大事かなと思います。
長年の運転経験から、自分は大丈夫、自分は結構運転上手いし、と思わない事が大切かもしれません。
これは高齢者に限ったことではないかもしれませんが。
5月2日