先日外国からの古い友人が日本に来て、13年ぶりに再会。
浅草や明治神宮などを一緒に巡り、楽しい時間を過ごすことができました。
しかし、最後の最後で大失態、というか大失敗でした。
新宿で相応のヤキトリ屋さんを探して、事前予約したのですが、調査不足と私の凝り固まった先入観の所為で、全てが台無しになってしまいました。
当初予約しようと思っていたヤキトリ屋さんは、以前何回もお邪魔して、いつもそのサービスと料理に満足していました。ヤキトリ屋さんは、ここに限ると思っていたお店です。
しかし、この数年は転居した事もあり、ご無沙汰でした。
失敗の原因は私の短絡的な思い込みと調査不足でした。
何をするにもネット予約、お店での注文もスマホでQRコードを取得して行うやり方。
このところ、そんなやり方に不便さと、融通の利かない機械的なやり取りに辟易していた矢先に、そのお店のホームページを見たら、ネット予約と予約用の電話番号。
ネット予約では席の希望については受付出来ないとの事。予約用の電話番号に電話したところ、AIが応答し、機械的に希望の席は取れませんとの事。
これで完全にメゲました。あんなにサービスの良かったお店も、時代の波で様変わりかなと思い、人対人のコミュニケーションで、希望事項、疑問点などをクリアーにしながら、予約のできるお店を探そうと、むかし行った事のあるお店に何店か電話をかけてみて、その中でも、時間をかけて、いろいろと親切に、相談に乗ってくれたお店を予約しました。
値段が廉価で少し不安でしたが、掘りこたつ席予約可、時間制限もエクストラで対応可等、かなり融通が利くのと、電話での店員さんの対応も、年寄りの質問に面倒がらずに、説明もかなり詳細にしてくれたので、そのお店にしました。
コースで頼んだ料理はまずまず、注文した飲み物も直ぐに出てきてくれたので、まずまずでしたが、廉価な分、客層が我々年配者には合いませんでした。
掘りごたつの半個室は簾で仕切られてはいるものの、隣の宴席の大騒ぎがうるさくて、耳の遠くなったシニア同士の会話が良く聞こえません。
更に隣の宴席の端っこに座っている若者は、何と簾を上げて、我々の席側を通ってトイレに行く始末。突然見知らぬ若い男女が我々の宴席の横を通っていく姿に客人もビックリ。
楽しい宴席が、客人に対して大変失礼な宴席になってしまいました。
たまたまなのか、隣の客層が残念ながら最低でした。
電話で対応してくれた方は丁寧で気持ちが良かったのですが、当日我々の席などを担当していたフロア長と思われるガラの悪そうな男性は、結構失礼な発言が目立ち、こっちは忙しいのにサービスしてやってんだぞ、的な態度。大変残念でした。
後で分かったことですが、私のお気に入りのヤキトリ屋さんも電話予約が可能でした。
よくよくホームページを探すと、メニューの最後の最後に人対人の電話予約案内がありました。
後の祭りですが、昨日一応電話してみたところ、丁寧で、親切な対応でした。
予約サイトにせめて電話予約はこちら、とでもあれば、お気に入りのヤキトリ屋さんで、失礼な隣席の客に驚くこともなく、気分の悪い接客サービスに落ち込むことなく、楽しい夜になったのではないかと後悔しました。
しかし、後悔先に立たず、です。
全ての原因は、予約サイトでの機械的なやり取りで、不便、融通が利かないと思い込んだ私の石頭と、瞬間的なネット予約サイトとAIの冷たい対応だけでメゲて、何が何でもこのお店を希望の条件で予約しようという執念が不足していました。
他のお店も、ネット上の口コミだけに頼ってしまった私の調査不足でした。
もし、分からなければ、時間を割いてでも、現地(新宿)まで出かけて行って、チョットお店を覗き、スタッフと話しをする、足で稼ぐ、肌で感じる下調べが、大事な客人を迎える時の昔の鉄則だったのに。
それもせずに、今回のフットワークの悪さは悔やんでも、悔やみきれません。
こうして、この秋最大のイベントは、最後の最後で大失敗の雰囲気、落ち込みました。
良く調べること、瞬間的な出来事や先入観で、物事を決めつけない事、諦めない事。
そして基本中の基本、自分で見る、聞く、話して、自分で感じること。
大事な、大事な秋のイベントの大失敗は、もう取り返しがつきませんが、この年齢になって、基本を大切にしなければいけないことなど、改めて良い勉強になりました。
長々とした投稿、失礼いたしました。
10月9日
※折角遠いところ来ていただいたのに、おもてなし、大失敗でした。
