定年退職後、スモールライフを楽しもう!

定年退職後、思い切った断捨離を断行。定年退職後の妻との日常生活、趣味、同居クロネコの様子、脳活回想録など、思いつくまま書いてみます。

少子化についての特集を見て感じたこと。お隣り韓国の背中を追う。

先日のワイドショーで少子化問題を取り上げていました。

 

お隣の韓国では2005年から実に42兆円を投じて、少子化対策を行ってきましたが、残念ながら効果が出ていない状況だそうです。

様々な支援金も効果が出ておらず、このままでは2050年には人口は現在の70%、又はそれ以下の予想という危機的な状況だそうです。

日本はその韓国の背中を追いかけているそうです。

同様の道を歩んでいる状況で、出生率は1.25程度。国の目標出生率1.8以上には、残念ながらほど遠い状況だそうです。

 

特集を見ていて、先例韓国の世の中の流れと日本の流れは、とても似ていると感じました。

支援金とかの問題より、意識の問題、実際に生活を考えた時の、自分達の将来性に疑問だらけ、未来に夢が持てないような世の中の流れ。

今の生活で精一杯。

優勝劣敗思想がこびりついている環境。

韓国は優秀な大学を卒業して、財閥系の大手企業に就職して、何とか勝ち組に残れるかどうか。大手企業の中での熾烈な出世争いも待っていますが、取り敢えず財閥系企業への就職で大都市での生活の基盤は何とか確保できる状況のようです。

レールから外れると選択肢は限られる生活環境で、家庭を持つことは難しいようです。

 

大都市圏、東京、首都圏での成功を目指し、その成功者が勝ち組としてクローズアップされる日本社会。

特に、大都市圏では勝ち組になれないと豊かな生活や家庭は持ちにくい状況。

教育の問題、国を覆う無意識のうちにできている勝ち組と負け組の差別や区別。

多様性と言いながら、世の中的に認められる価値観は結局勝ち組になる事。

国際的に見ても、人生の選択の自由度が極端に低い韓国と日本だそうです。

勝ち組が物事を語り、物語を作り、物事を決めてゆく。

負け組は蚊帳の外で置いて行かれる。

お隣の国、韓国の姿は、そのまま日本の現状に思えてなりませんでした。

抱えている問題点がとても似ていると感じました。

いくら支援金を積んでも、この辺りの社会の意識を変化させていかないと、家庭を持ち、子供を持ち、将来を夢見ることは難しいのではないか?

恵まれた特権階級で育ってき二世、三世政治家の皆様は、どうか少子化問題だけに関わらず、庶民の現実を肌で感じて、良くご理解いただきたいと思うばかりです。

特権生活が身に付いた方々には、とても難しいことだとは思いますが、何とか庶民感覚の政策を実行に移していただきたいものです。

3月9日

※写真は昨年3月後半の近所の公園の様子です。

 間もなく様々な桜が楽しめる季節です。